アウトプットしない限り、知識はまだ他人のものでしかない

2018.7.26

livest!編集部

2018年7月25日の質問

好きなことを仕事にするために「学校で学べること」「学べないこと」

専門学校生 三浦遥香のリアルアンサー

「スポーツトレーナーになりたい」という夢を持った人にとって、次のアクションは「専門の学校に行く」という選択がある。確かに「就きたい仕事」のために学ぶ場所として専門知識を学べる学校は重要です。一方で、その仕事で実際にお金を稼ぐためには、学校で学ぶことだけでは不十分であることも事実です。

多くの人から信頼を得られるスポーツトレーナーをめざし、現在、大学で学びながら専門学校にも通う三浦遥香さんに、「学校で学べること」「学校では学べないこと」という2つについて、今後同じ道を進もうと思う中高生やジャンルは別でも専門的な学校に進もうと思っている人に向けて、同じ立場だから言えるリアルな意見を聞きました。

関連リアルアンサー

安彦考真(水戸ホーリーホック)http://www.livest.net/real/2103.html

関谷博司(スポーツトレーナー)http://www.livest.net/real/2221.html

アウトプットしない限り、知識はまだ他人のものでしかない

私には夢があります。
それは「スポーツトレーナー」。
その夢を叶えるべく、現在専門学校に通っています。

なぜ専門学校に行くのか。
一番は嫌らしいかもしれませんが、資格を取るためです。
資格を取り、外でも堂々とお仕事ができるようにするためです。
専門学校は私にとって、基礎作りであり「ツール」です。
学校からは学べること、得られるものは、私の中では正直その2つしかありません。
でも、その2つが私の土台となるものであり、無くてはならないものです。

学校でどんなに勉強ができても、クラス内での順位が高いからといっても、トレーナーとしては優秀とは限りません。
それはなぜか?
アウトプットをしていないからです。
知識だけ詰め込んだ頭でっかちになっているだけだからです。

なぜ、人に伝えるために学んでいるのに人に伝えようとしないのか?
私はそう思います。
アウトプットしない限り、その知識は自分の知識ではなく、まだ他人のものです。

学生の中には、学校というインプットの場を当たり前な環境だと思っている人が多いと思います。
せっかく学生として毎日インプットできているからこそ、アウトプットしなければ意味がありません。
また学生で時間がたくさんあるからこそ、学校以外でたくさん学びに行かなければなりません。

また、学校以外では何よりも「きっかけ」になるものがたくさんあるはずです。

将来が決まるきっかけ
成功できるきっかけ
失敗をするきっかけ
大切な人に出会えるきっかけ

たくさんのきっかけがあり、たくさんのチャンスを掴むことができます。

学生の内に学校以外でどれだけ動いて、人脈をつくり、経験するかで将来の幅が全然変わる。
今の自分の可能性を広げるためにも、学校以外でたくさん動いて欲しいです。

三浦遥香(みるら・はるか)

高校、大学とソフトテニス部として活動、現在は大学に在学しながら鍼灸専門学校でスポーツトレーナーになるための基礎を学ぶ。また社会人のアメフトチームのトレーニングを担当する他、パーソナルトレーニングやグループレッスンなどを行い、さまざまな悩みを抱える人のサポートを行っている。

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