筋肉を鍛えるだけでなく内側から美しくなる

2019.1.16

livest!編集部

 

健康が気になる30代、40代にとって大切なことは身体の柔軟性

人生を楽しむ「キレイを追求する」

 

筋肉を鍛えるだけでなく内側から美しくなる

 

多くの人を悩ませている肩コリや腰痛、頭痛のつらい痛みやコリ。じつはそれらは“悪い姿勢”が原因かもしれない。

「肩コリや腰痛の解消のために、崩れた姿勢を正し、骨や関節、筋肉をあるべき状態に戻すことで、本来の柔軟性を取り戻すことが重要です」

そう語るプロボディデザイナーの松尾伊津香さんに「1ヶ月で治す!悪い姿勢改善ストレッチ」を伝授してもらった。

 

松尾伊津香

プロボディデザイナー

 

筋肉を鍛えるだけでなく内側から美しくなる

大学時代に心理学や瞑想と出会い、アメリカに留学してヨガを学んだ松尾さん。運動選手として体育大学で学ぶ人が主流の日本のフィットネス業界では珍しく、運動歴は無いという。

しかし、独自に開発した瞑想や食事法など内面からアプローチするボディメイクが注目され、ビジネスパーソンのための疲労回復専用ジム「ZEROGYM」で、エグゼクティブプログラムディレクターとしてビジネスパーソンたちのパフォーマンス向上をサポートしている。

そんな松尾さんだが、意外にも子どもの頃から食欲が旺盛で、「朝食は3人前」「ハンバーガーの後にパスタ」「飲んだ後のラーメン」というような過食生活を送る大食漢だったそう。

「食べたいけど、痩せたい……長くダイエットに苦しんだ時期がありました。運動で痩せればいいのだけれど、運動は大の苦手でした(笑)。そんな中で試行錯誤するうち、『食欲は制限や我慢を強いるのではなく鎮静するもの』という考えに至りました。現在はボディデザインのプロとして、外側の筋肉を鍛えるだけでなく、内側から美しくなることを提唱しています」

そんな松尾さんが教えてくれるストレッチは、誰でもどこでもできるにもかかわらずつらさとは無縁の簡単で効果抜群のストレッチ。前回の「首や肩のコリ解消ストレッチ」に続き、今回は体全体と下半身のストレッチを重点においたもの。

松尾さん直伝のストレッチで体の柔軟性と良い姿勢を取り戻そう。

①超簡単で効き目抜群「猫伸びストレッチ」

「肩からお尻まで体全体を伸ばすストレッチです。肩関節が頭より後ろに引っ張られるので、見た目以上にキツいストレッチですが、そのぶん効果も高いのでオススメです」(松尾さん)

1)動きやすい格好で四つんばいの姿勢になる

2)両手を肩幅よりやや開き、腕を50cm程度前に伸ばす

3)お尻を斜め上に引き上げ、肩関節全体を下に落とす

4)姿勢をキープしながらゆっくり5回深呼吸する

※目線は斜め前か床を見る

※呼吸が浅くなりがちなので、下腹まで空気を送るイメージで深呼吸する

5)膝を曲げてお尻をかかとの上にのせ、腰を丸めるポーズ=「チャイルドポーズ」でリラックスする

6)この動きを5回ゆっくり深呼吸しながら繰り返す

 

②超簡単で効き目抜群「姿勢をきれいにするポーズ」

「現代の猫背は背骨の問題だけではありません。スマートフォンの使い過ぎで肩が内側に入る肩猫背、パソコンの画面に引っ張られて首が前に出る首猫背、など。

より猫背が複雑化しているなかで、お勧めなのがZEROGYMの行っている姿勢をきれいにするポーズ。腕を上に上げる(バンザイのように腕を上に上げる)ことで背骨が引っ張られて背骨が伸びるのと同時に肩関節の可動域が広がり、肩猫背も改善されます。

通常のダウンドッグの姿勢をベースに、ZEROGYM流ストレッチを加えた応用バージョンです。片方の足のヒザを曲げることで、足の後ろ側のストレッチがより効果的に行えます」(松尾さん)

1)足は腰幅に、両手は肩幅より開いた状態でかかとが浮くくらいの場所に着く

2)右足のヒザを曲げ、左足のかかとが床につくようにゆっくりと伸ばしていく

3)逆の足も同じように行う

4)ゆっくりと深呼吸しながら、左右それぞれ5回ずつ行う

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