「虫の目」「鳥の目」「魚の目」常に3つの視点で見る習慣を持つ
編集長のlivest!ログ
2019年1月8日
最近の「株価」の乱高下から感じること
年末から年始にかけて、アメリカと日本の株価や為替の乱高下が話題となっている。
経済専門のサイトではないので詳しい状況説明は省くが、実際に株を扱っている人にとっては直接的な大きな問題であり、たとえ株を扱っていなくとも両国の国民にとっても影響が避けられない出来事なことだ。
特にスマホ必須の今の時代では、スマホ画面から「今日の株価は●円下がった、上がった」的な情報が目に留まりやすく、上下動の印象ばかり残って全体像が掴みづらくなってしまう危険性があると感じる。
ネットニュースやテレビのニュースをなんとなく目で追っているだけだと、その上下動の意味を捉えないままやりすごしてしまいがちだが、株を扱っている人にとっては当たり前のことだが、株価は1日単位で見るだけでなく、もっと長いスパンでの上下動を見ることが重要だ。
「1日で100円上がった、下がった」という細かい上下動だけではなく、日経平均が「半年で5000円下がった」という下落の推移を考えれば、今の状況がかなり厳しい下り坂のトレンドに入っていることを嫌でも理解できてしまう。
30代、40代にとってやるべき仕事は充実し、業務が増えるばかりで分刻みの忙しさをなんとか日々乗り越えていくという時期に入っている人も多いだろう。
そんな時はとにかく目の前の「今日やるべきこと」を見て、トライ&クリアを繰り返すことで精いっぱいかもしれない。そんな中で、1つの失敗で落ち込んだり、自分のふがいなさに自己嫌悪に陥ったりすることもあるだろう。
そんな時は、20代からの10年、20年という長いスパンで自分を見直してみると、また違った見方を発見できるだろう。長期スパンで見れば、意外と自分が成長していることに気づくはずだ。
そしてまた、20代の頃に想定していた30代、40代の理想像と今の自分との差も知ることができるだろう。
よく言われる「虫の目」と「鳥の目」と「魚の目」。
小さく細かく直近のことを見ること、上空から大きな視野で俯瞰して見ること、そして水の流れを読むように未来を想像してみること。
株価の乱高下が示すように、激動の時代が始まる予感のある2019年。そんな節目の年の始めに、改めて3つの目で自分を客観的に見つめ直し、分析してようと思う。
10代、20代に自分がやってきたこと、やれなかったこと、失敗したこと、掴みつつあること……。すべてはその時々で精いっぱい取り組んできた結果だからこそ、それらを歴史的事実として客観的に見つめ直し、2019年をプランニングできれば、きっと株価とは違って右肩上がりの曲線を描けるだろう。