アンチエイジングの成果の差は後ろ姿に表れる

2018.7.31

livest!編集部

夏までに美尻になる!1日5分で簡単ヒップアップ術

どれだけ着飾っていても、丁寧に化粧をしていても、ボディラインが美しくなければ、その努力の効果も半減してしまう。特に自分からは見えない後ろ姿こそ、無防備なぶん他者から見た美の評価に大きく響くと言える。

後ろ姿の美しさはお尻のライン次第。アラサー&アラフォー世代にとってのアンチエイジングの成果は、じつはヒップラインが握っている。

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渡部龍哉

hip joint

美尻の大敵は「ポッコリ下っ腹」と「コリかたまった太ももの筋肉」

薄着になっても水着姿でも、多少絞り具合の足りないボディラインでも、それが魅力の一部となっていた20代。けれど、30代、40代にとって崩れたボディラインは、なんとかして着るものでごまかしたくなる弱みの象徴に変わってしまう。

特に後ろ姿は自分で確認しづらいぶん、ちょっと気を許すとすぐにたるんだカッコ悪いラインになってしまう。後ろ姿は、まさに年齢が如実に表れてしまうアンチエイジングの成果が表れやすい場所と言えるだろう。

 

「下っ腹が出ている人と太ももの筋肉に柔軟性がない人は要注意です。知らず知らずのうちにカッコ悪い後ろ姿になっている可能性があります」

『マツコ会議』などのテレビ番組にも取り上げられた“ヒップアップのスペシャリスト”であり、美尻を求める多くの女性から絶大な支持を集めるヒップアップ専門パーソナルトレーニングスタジオ「hip joint」の代表渡部龍哉トレーナーは語る。

「ポッコリと下っ腹が出てしまうのは、骨盤が後傾した悪い姿勢が原因です。この姿勢は太ももの前側で体重を支えているため、使いすぎで太もももが太くます。また、骨盤の後傾により太ももの裏側の筋肉も硬くなってしまい、お尻の形が崩れるだけでなく、太ももとお尻の境目のない、カッコ悪い姿勢になります。ヒップアップした美尻を手に入れ、キレイな後ろ姿を取り戻すためには、太もも(前後)の筋肉の柔軟性を高めていき、姿勢を正しくすることが最優先事項です」

日常生活の中での動きを意識することが美しいボディラインの第一歩

「どれだけ食事制限やダイエットをがんばっても、なかなか下っ腹が凹まなかった人やお尻が垂れているように見える人は、もしかすると姿勢の悪さが根本的な原因なのかもしれません」

渡部トレーナー曰く、「日本人女性は日常生活で股関節を正しく使っていない場合が多いので、この習慣を改善しつつ、太もも(前後)のストレッチを行うことで、ヒップアップしたキレイな後ろ姿を取り戻すことが可能です」

日常生活で、股関節を意識して動いている人は少ないだろう。その結果、「股関節を使わずに腰に負担がかかる動きが多くなることで、猫背になったり、お尻の形が悪くなってしまうんです」と渡部トレーナー。

「例えば、洗面台で手を洗う時の姿勢を思い出してください。腰を支点に上体を屈め、背中が丸まった状態で手を洗っている人が多いのではないでしょうか。股関節から上体を前傾するのが本来の正しい動きですが、腰から曲げる動作が染みついている人は要注意です。ボディラインが崩れるだけでなく、腰痛を引き起こす危険性が高まります」

渡部トレーナーが指摘する日常生活のNG姿勢例

「洗面台で手を洗う時に、腰を支点に上体を屈め、中腰で背中が丸まる状態で行う」

(横から見た様子)

(後ろから見た様子)

※正しい姿勢

股関節から上体を屈曲させている(スクワットの正しい基本姿勢)

 

 

洗面台に向かって手を洗う際、自分の姿を鏡越しにチェックしてください。その姿勢がキレイであれば、美しいボディラインになりますが、背中や腰が丸まっていると、知らず知らずのうちにボディライン崩れてしまいます。いくら食事に気をつけたりヨガに通ったりしても、日常生活で正しい体の使い方をしていなければ美しいボディラインを身につけることは難しい……。

「まずは日常生活で正しい動作を心がけるとともに、太ももの柔軟性を高めることが先決」と渡部トレーナーは話す。

ヒップアップのスペシャリストでもある渡部トレーナーが、美尻とキレイな後ろ姿を手に入れるための簡単ストレッチ&エクササイズを伝授してくれた。 「ヒップアップして美しいボディラインを手に入れるために、まずは太もも(前後)の柔軟性を取り戻すための簡単なストレッチをしてください。このストレッチを1週間、毎日5分続けて、ヒップアップエクササイズを効果的にする土台作りから始めましょう」

簡単ヒップアップ <スパイダーストレッチ>

1)四つん這いの姿勢になり、手を肩より少し前につく

2)右ヒザを曲げ、土踏まずを右手の横につける

3)右ヒザと右足のつま先を少し外に向ける

※足の内側が少し浮く程度

NG

ヒザがつま先より内側に入りやすいので注意

NG

ヒザと足首を外側に倒しますが、足首だけになりやすいので注意

※靴を履いて行うと特になりやすい

★ヒザとつま先を同じ方向に向けることを意識する

4)この姿勢で10秒キープする

※股関節とお尻の筋肉が伸びている状態を意識

5)ゆっくりと息を吐きながら、股関節を折りたたむように、お尻を後ろに向かって下げる

6)この姿勢で10秒キープする

※太ももの裏側の筋肉が伸ばされる

NG

お尻を後ろに下げた時に、出来るだけ姿勢は良い状態で行いましょう

7)息を吐きながらゆっくりと上体を起こし、背中は伸ばしたまま右手で左足のつま先をつかむ

8)左足の太ももの前側を伸ばした状態で10秒キープする

※左足のつま先を右手でつかめない場合は、無理しなくてもOK

NG

背中が丸まずに出来ると、よりストレッチを感じやすい

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