悪い姿勢の改善は、背中ではなく「胸を意識する」こと

2018.3.8

livest!編集部

アラフォー世代の〝運動事始〟

猫背の克服には胸の柔軟性を取り戻しすこと

松尾伊津香

プロボディデザイナー

 

丸まった背中や猫背などの悪い姿勢

その改善の第一歩は、胸の柔軟性を意識することから

 

機会があれば一度、上体を後ろに反らすポーズをとってみよう。

想像以上に自分が後ろに反れないことに驚くだろう。

 

スマホやパソコンの長時間使用を続けることで、背中が無意識に丸まり、猫背の状態のまま体がかたまってしまっている人が少なくない。

特に胸部、胸椎や肋骨周辺の筋肉が縮んだ状態でかたまってしまうことが、「後ろに反れない」一番の原因。

 

ZERO GYMの松尾伊津香さんが教えてくれる上体反らしストレッチで、1日1回は背中と胸部をストレッチしておくことで、猫背などの悪い姿勢になりづらい体をキープしよう!

 

 

プロボディデザイナー松尾伊津香さん直伝
「体伸ばしストレッチ」

「写真を見るだけだと難しそうですが、片手でかかとをつかんでいるので意外と安定してやりやすいストレッチです。ぜひ試してみてください」(松尾さん)

 

【1】ヒザ立ちでしゃがみ、お尻をかかとに乗せる

【2】左手でかかとをつかむ

【3】ゆっくりお尻を持ち上げて、腰を引き上げる

※下腹の力は抜かない

 

【4】右手を前に大きく回し、胸を高く引き上げるような意識で伸ばす

※内ももを締めることを意識する

【5】右の体側をしっかりと伸ばす。

 

★<上級編>さらにできる人は、腕を後頭部の方に大きく引く

【6】体勢をキープしながら深呼吸し、3つ数える

※お腹の力を抜くと腰へ負担がかかるので、下腹を引き入れるような意識で

【7】ゆっくりと腕を元の位置に戻し、肩の力を抜く

【8】左手でも同様の動作を行う

【9】左右それぞれを3回ずつゆっくり深呼吸しながら行う

プロボディデザイナー松尾伊津香さん直伝
「ラクダのポーズ」

「上の『体側伸ばしストレッチ』ができたら、ぜひ試してみてほしいのがこの『ラクダのポーズ』です。こちらも写真を見ただけではできなさそうに思えますが、膝を床につけている分、より下半身が安定した状態で背骨を反らせることができます」(松尾さん)

 

【1】ヒザ立ちになり腰に手を添える

【2】『体側伸ばしストレッチ』の時と同様に胸を引き上げる力で上体を起こす感覚で、体をゆっくり倒す。

※腰は反らない

【3】この姿勢をキープしてゆっくり深呼吸しながら3つ数える

 

★<上級編>さらにできる人は、状態を倒して両手をかかとにつける

※腰は反らない

※腰痛の人は無理をしない

★詳しくは、女性自身.jp内連載コラム「予約の取れないゴッドハンドが教える誰でもできる美容&健康簡単裏ワザ」をご覧ください。

https://jisin.jp/serial/女度UP/godhand/33147

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