痩せられないのは、内臓の不調が原因かもしれない

2018.8.7

livest!編集部

痩せられないのは、内臓の不調が原因かもしれない

自分では食事量の管理をして、ある程度汗をかいているつもりでも、全然体重が減らないという経験があるだろう。特に30代、40代になり、若い頃のように簡単に痩せられないと感じている人は少なくないはず。

そんな時はやっぱりまだエネルギーの摂取量が多いというのが主因の可能性が高い。比較するのは「かつて食べていた量」ではなく、「自分の年齢の適量」であり、もともとが食べ好き気味だった人の場合、少しくらい食べるのを我慢したからといってもまだ適量をオーバーしている場合が案外多いもの。

「『しっかりカロリー計算して、食事制限をしているのに、それでも痩せない』という人は、もしかすると内臓の不調が原因かもしれない」そう指摘するのは、管理栄養士の資格を持つヨガトレーナーの岡清華さん。

「腸のコンディション不調を改善することで、食事の節制の効果が上がる場合があります」と教えてくれた岡さんが、食事制限にプラスして簡単で効果的なヨガストレッチを行うことを教えてくれた。

ボディラインを整えることに苦戦中のアラフォー世代にぜひ試してもらいたい、ヨガトレーナー直伝のヨガストレッチを紹介する。

『腸』のコンディションを整えることで、美しいボディラインを手に入れる

岡清華

デポルターレクラブ/ヨガ

「食事にも気をつけて、一生懸命運動をしているのに全然痩せない…と悩んでいる人は、もしかすると『腸』に原因があるかもしれません」

ダイエットの悩みに対して意外な理由を挙げてくれたのは、管理栄養士兼ヨガトレーナーの岡清華さん。高級パーソナルトレーニングジム「デポルターレクラブ」でヨガを教えるだけでなく、食生活や栄養についてもアドバイスしている。

「存在するなら、進化しろ」をキャッチフレーズとして掲げ、2010年にスタートしたデポルターレクラブは、西麻布という超一等地に高級感あふれる店舗を構え、会員の半数は会社経営者、ほかにも芸能関係やプロスポーツ選手が多数愛用するセレブリティなパーソナルトレーニングジム。このジムが運営するヨガ施設は、広尾という立地ながら施設内はゆったりとしたスペースや自然に恵まれ、ヨガスタジオだけでなくレストランやギャラリー、コワーキングスペースも備える。この充実した設備と環境を誇るヨガ施設で、岡さんは食事面とヨガによるエクササイズの両面から的確なサポートで人気を集めている。

「『腸』という器官は食べ物を消化し、栄養を吸収したり、老廃物を便として排泄するというよく知られた役割以外に、ウイルスや細菌などの外敵から身を守る役割があります。そして、腸の働きが低下すると他の臓器にダメージを与えたり、神経伝達物質の分泌バランスが崩れる=メンタルに悪影響を及ぼすなど、思っている以上に心身に大きな影響力を持つ存在なんです」

そんな腸という臓器に着目し、腸にスポットを当てたトレーニングメニューを開発。今夏から、「腸のコンディションを整える」=「腸コン」というネーミングの新メニューをスタートし、心身ともに健康で美しいボディラインの提供をめざす岡さん。

「今までがんばっても痩せられなかった人でも、その人の『腸』の状態に合わせた食事メニューやトレーニングメニューに取り組むことで、希望のボディラインを手に入れることができます」

本来は多角的なアプローチによって美しいボディラインを手に入れる「腸コン」だが、生活の中でヨガを取り入れることで「腸のコンディションを整えて、美しいボディラインを手に入れる」ことができると岡さんは言う。

「ヨガのポーズを続けることで腸が正しい位置に収まり、排泄機能の活性化を促して美しいボディラインにつながります」

腸のコンディションを整えるヨガポーズ「マラーサナ」

効能

太ももと腰、下腹部を刺激すると共に、腸が正しい位置に収まるので、排泄機能の促進に役立つ

(1)両足を腰幅に広げて立ち、胸の前で合掌する。
(2)つま先は開き気味にして、肩の力抜きリラックスして立つ。

(3)背中をまっすぐにした姿勢のまま腰が丸まらないように注意し、ゆっくりと息を吐きながら腰を下ろす。
(4)大きく深呼吸しながら、両肘をそれぞれ膝に当てる。
(5)肩の力を抜き、肩甲骨を下げる。
(6)両手のひらを強く押し合い、さらに肘で膝を、膝で肘を押し合うようにして胴体の前側をのばす。
(7)大きくゆっくりと5回呼吸をする。

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