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「健康博覧会2018」リポート
2018年1月31日から2月2日までの3日間、東京ビッグサイトにて36回目となる健康博覧会が開催された。
健康に関する最新の技術や情報が一堂に介した展示イベントには約600社が出展、約4000名の来場者が訪れた。
今年の健康博覧会は、「健康食品・サプリメント展」「健康機器展」「ビューティ&アンチエイジング展」「フィットネス&スポーツ展」という4つのテーマに分類されたエリアで開催され、各社が展開する健康に関する食品やトレーニング機器、スポーツギアや健康関連衣料などが紹介された。
地方の名産品を原料とした健康食品やオーガニック&ナチュラル食品では、すでに健康に良いと知られている食材や栄養素はもちろん、今後注目を集めそうな知られざる食材を紹介するブースに多くの商談の機会が設けられていた。
また健康機器関連で目立ったのは、「水素」「酸素」を使ってアンチエイジングや健康促進を促す製品やサービスで、「酸素カプセル」や「水素吸引器」など各社がその技術やコンセプトを競うように展示されていた。
美容健康グッズでは、腰痛予防や姿勢矯正などのサポーターや電化製品が目についた。また整体やストレッチなど人の手を使うサービスを紹介するブースには、実際に体験を希望するための順番待ちも見られるなど、健康関連に従事する人の中にも肩こりや腰痛などを患う人が多いことを印象付けた。
今回の展覧会の中で、livest!がもっとも注目したのが「ビーシーラボ」社の進化型ボディーアプリケーション「ピーク・ア・ボディ」。
このアプリは、衣服を着用したままの短時間の撮影でその人の骨格のズレや歪み、筋肉の緊張や弛緩などを可視化するもので、ビーシーラボ社が展開するビジネスは、この測定から出された「評価シート」をもとにカウンセリングを行い、改善のためのトレーニングを指導するというサービス。
これまでは体重や体脂肪といった数値をもとに、ボディメイクやダイエットに取り組んでいたが、今後は数値だけでなくビジュアル化されたデータを活用することで、よりわかりやすく具体的にトレーニングできるというサービスが主流になるだろう。
ビーシーラボ社以外でも、このボディコンディショニングの可視化サービスを展開する企業が出始めている。livest!は今後も同様のサービスに注目していきたい。
<概要>
- 名称:健康博覧会2018(第36回)
- 会期:2018年1月31日(水)~2月2日(金)
- 会場:東京ビッグサイト西ホール、アトリウム
- 主催:UBMジャパン株式会社
- 後援:経済産業省、厚生労働省、農林水産省、日本貿易振興機構(ジェトロ)
- 「健康食品・サプリメント展」 機能性表示食品、サプリメント、健康志向食品など
- 「健康機器展」 各種健康機器・雑貨、健康寝具・快眠関連、機能性衣料など
- 「ビューティ&アンチエイジング展」 美容機器・グッズ、ボディケア商品、美容サポート衣料など
- 「フィットネス&スポーツ展」 各種スポーツギア・ウェア、フィットネス・トレーニング機器など
- 「オーガニック&ナチュラル・プロダクツ展」スーパーフード、オーガニック食品、スキンケアなど