J2という長期戦を戦い抜くために必要なこと

2018.8.7

livest!編集部

 

リアルアンサー
2018年8月6日の質問

J2リーグという長期戦を戦い抜くために必要なこと

現在、J2リーグは中位が混戦で、多くのチームがプレーオフ進出の権利を得られる6位を狙える位置にいます。毎年J2リーグは終盤まで順位が入れ替わり、最後まで目が離せない点が特徴です。選手やサポーターにとっては大変ですが、サッカーファンにとっては非常に魅力的なリーグとも言えます。

これまでJ2リーグを戦ってきて、長期リーグ戦を1年間戦い抜く上で、選手として必要な心構えは何だと考えるか、あくまで個人的意見としてで結構ですので、経験をもとに教えてください。

また、このあとプレーオフ進出の権利を獲得するために、チームとして必要となる要素は何だと考えるか、これもあくまで個人的意見としてで結構ですので、これまでの経験をもとに教えてください。

佐藤祥選手のリアルアンサー

チーム全体が目標を共有し、前向きな姿勢で取り組むことが大切

水戸ホーリーホックの佐藤祥選手が、「水戸の魅力について」(http://www.livest.net/real/2434.html)に続き、今回の質問にリアルアンサーしてくれました。佐藤選手の人柄を感じる熱い気持ちを秘めた真摯な回答を紹介します。

 

①1シーズンを闘いぬく中で選手に必要な心構え

自分自身、まだまだ選手として経験が浅く、本当のところはまだまだどんな心構えが必要なのかはっきりとははわからないですが、今回の質問を受けて1つ思ったことは、サッカーと自分に対して「前向き」な姿勢であることです。

1シーズンの中で、チームの調子、自分自身の調子、試合に出ているか、出ていないかなどさまざまなな状況があります。しかし、どんな状況であれ、今の状況も含めて、自分の中で明確になっている「やるべきこと」に対して、いかに「前向き」に取り組めるかが必要な心構えなんじゃないかと思います。

チームへの貢献と、自分自身が成長することに黙々と取り組む選手ももちろん、感情を表に出してそれを上手にプラスのパワー(例:よっしゃ、やってやろう感を練習から全面に出す)に変えて、結果的にチームの士気を上げることに繋げられる選手だったりと、それぞれで今の状況に対して「前向き」な姿勢は取れると思います。

ようは考え方なのかもしれないですが、自分の今までのまだまだ短い7年間というプロ生活で感じていることは、自分とチームを見て、上手く「前向き」な心構えで取り組めてる選手が大事な局面で大きな役割を果たしている気がするし、立派に戦い抜ける選手だと自分なりに思います。

②これからプレーオフ進出するにあたってチームに必要な要素

この質問の答えは正直、僕には経験が浅すぎてほんとにわかりません(笑)

前所属していたチームはプレーオフ進出が当たり前と思われているチームで、僕自身は練習についていくのに必死で、メンバーに入るのがやっとという状況でした。

でも今考えてみると、選手みんながプレーオフへ行くのが当たり前という意識を持ってやれていたということは、一桁順位ではなかなか終われないチームとの大きな違いかもしれません。ほぼメンバー外だった僕でさえ、「このチームはプレーオフは行くんだろうなぁ」と思って日々練習に取り組んでいました。

冷めた考え方をしちゃうと、クラブ規模の違いやチームの選手個人の実力や経験値の差はもちろんあるし、大きいと思います。
でもその中でもチームみんなが本気でプレーオフ進出を目標として日々を過ごして、そしてそれを達成していることをみんなが明確にイメージできてることは、プレーオフ進出をこれから獲得するにあたって非常に必要な要素なんじゃないかなと、今の自分なりに思います。
もちろん他にも必要な要素は山ほどあるんだと思いますが。

佐藤祥(さとう・しょう)

愛称   : ショウ ユニフォーム表記  : SHO
生年月日  : 1993.7.22 出身地   :千葉県

経歴  :大森SC→ジェフユナイテッド千葉U-15辰巳台→ジェフユナイテッド千葉U-18→ジェフユナイテッド千葉→ブラウブリッツ秋田→ジェフユナイテッド千葉→水戸ホーリーホック
サイズ・血液型・利き手・足  : 174cm/71kg/27.5cm/O/右

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