内と外の両方から腸を刺激して、体の中からキレイに痩せる

2018.6.9

livest!編集部

食事と適度な運動を日常に少し取り入れることで、夏までに誰でも無理なく理想のボディを手に入れる

ヨガトレーナー/管理栄養士

岡清華

デポルターレクラブ/ヨガ

 

全国的に梅雨入りとなった6月。降雨と湿気の鬱陶しい季節のすぐ先には夏が待っている。

肌の露出が増え、ボディラインが目立つシーズン。『そろそろダイエットしなくては…』と極端な食事制限を始めたり、いきなりジョギングを始めたり…。けれど結局、結果が出る前に挫折してしまうことの繰り返し。

梅雨空の下、『今年こそ…』と思っている人も少なくないだろう。今年こそ夏までに理想のカラダを手にいれるために、美人ヨガトレーナー直伝の〝内からキレイになる〟ボディメイク術を知っておいて損はない。

モデルとして活動しながら、管理栄養士の資格を持つヨガトレーナーとしても活躍する岡清華さんが、食の重要性に気づいたのは学生時代の無理なダイエットによる失敗体験をきっかけだったという。

学生時代からモデルとして活動していたこともあり、モデルに必要なボディラインをキープするために極端な食事制限を行っていた岡さん。

「高校時代は私を含め周囲の女友だちはみんな、栄養や体のことなんて気にせず無理なダイエットをして、とにかく『痩せている』ことを最優先していました。けれどその代償に、誰もが体調不良に悩まされていました」

そんな無謀なダイエットに疑問を感じた彼女は、栄養学を学ぶために大学に進学。その間にヨガに興味を持ち、ハワイに短期留学してアーユルヴェーダを学んだ。

「数値的科学的根拠に基づく管理栄養士と、実践的なアーユルヴェーダの両方を学んだことで、学生時代の自分がどれだけ体に悪いダイエットをしていたかに気づきました。同じようにダイエットに悩む多くの女性に、正しい栄養や体の知識を伝えたいと思い、運動と食事の両面からアドバイスできるヨガトレーナーになりました」

若き日の無茶なダイエットの失敗から栄養学とヨガを学び、最新の西洋医学と東洋医学を融合したボディメイク術を確立。現在は栄養学の知識を活用した〝体の中からキレイになる〟ためのヨガトレーナーとして人気を集める岡さん。

「管理栄養士は科学的根拠をベースに、より正解に近づけるためのアドバイスを行います。一方で、ヨガは相手のその時の状態や目標に合わせて、柔軟なアプローチで体の改善をめざすやり方です。両方の良さを融合することで、誰でも無理なく理想のカラダや健康を手に入れるためのお手伝いをしたいと考えています」

 

 

現在、東京・港区にある高級スポーツクラブ「デポルターレクラブ」が運営するヨガ施設「デポルターレヨガ」でヨガを指導するとともに、栄養アドバイスも行っている岡さん。最近は岡さんの知識と経験を活かすべく、体の内側から美しくなることをめざす「腸コン」というプロジェクトも新たに始めている。

「正しい食事と内臓を刺激するヨガポーズを行うことで、内と外の両面から腸に良い刺激を与え、ベストなコンディションを整えるプロジェクトです。参加後は肌がきれいになり、顔色が良くなった人が増えました」

運動が苦手な人でも短時間で簡単にできる「ヨガポーズ」と食事の改善で〝カラダの中からキレイに痩せる〟

岡さん曰く「日常の3度の食事を少し改善するだけでも、かなり変化があるはず」とのこと。

当然、短期間での急激な変化は期待してはいけない。しかし時間をかけて無理なくじっくり取り組むことで、一度身についた正しい食事管理による体質改善は多少の〝今日は特別という例外の日〟があっても簡単には崩れなくなる。

「カラダの中からキレイに痩せる《食事のポイント》として、朝食は白湯をとることを取り入れてください。また昼食は炭水化物、タンパク質、食物繊維の3つの栄養素がしっかり摂れる定食的食事を意識すること。そして、夕食は、炭水化物は少なめにして、温野菜などを積極的に摂るようにする。さらに、発酵食品、水溶性の食物繊維を1日の中で積極的に摂るようにしてください。これらのことを意識してしばらく食事を改善するれば、カラダの中からキレイになるための土台ができます。基礎ができれば、軽い運動などを行うことで美しいボディラインを手に入れることができます」

岡さんオススメの軽い運動は「カラダを捻るようなヨガポーズをする」こと。

「捻りのあるヨガポーズをとることで内臓が刺激され、腸の蠕動運動の促進に繋がります。腸の動きが改善されることで、お通じも良くなり、食事の改善の効果をより高めるはずです」

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