1日1杯で「足が攣らなくなる」意外な日本の伝統食材とは?

2018.8.20

livest!編集部

リアルアンサー
2018年8月17日の質問

「足が攣る」原因とその対処法を教えてください

1日1杯で「足が攣らなくなる」意外な日本の伝統食材とは?

記念すべき100回目となる夏の高校野球「全国高校野球選手権記念大会」が甲子園で開催されましたが、今年は酷暑ということもあり、試合中に足などが攣る選手が例年以上に多い印象があります。

また歳を重ねると、たとえスポーツ中でなくても足などが攣る経験が増えがちです。寝ている時に急に足が攣って目が覚めるなど、「攣る」という現象は、若いスポーツ選手だけのものではなく、アラサー&アラフォー世代にとっても意外と身近なものだと言えます。

この「攣る」というものがどういうもので、攣った場合、どのような対処法が良いのか。また攣らないように普段から注意すべきことなど、「攣る」ということについて、自身も名門サッカー部でプレーし、現在はスポーツトレーナーとして活躍する関谷博司トレーナーに対処法などを教えてもらいました。

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関谷博司のリアルアンサー

足が攣る原因の「マグネシウム不足」を解消するために1日1杯のニガリを飲む

今年の夏は例年に比べても特に気温が高く、高校野球の試合中などで足が攣ることが多く見られます。また、スポーツをしている時に限らず、足が攣って非常に痛い思いをしたことがある方は少なくないと思います。

この「足が攣る」という症状ですが、これはスポーツの最中に限らず、古くから「こむら返り」などと言われており、50歳以上の方への調査ではほぼ全員の方がこれまでに一度はこむら返りを経験しているという調査結果が出ているほど誰にでも起こりうる現象です。

なぜ「攣る」という現象が起こるかというと、筋肉の細胞内でイオンバランスが崩れるためです。

一般に、筋肉の細胞内には「イオン」が流れていて、その流れが電気信号となって反応します。イオンには、カルシウムやマグネシクム、ナトリウム、カリウム、水素などがありますが、これらのイオンのバランスによって筋肉の反応の度合いが決まります。

通常は、過剰なイオンが尿や汗などから排出されることで、適度な範囲内に反応がおさまるよう調節されます。しかし、脱水状態などの理由でイオンのバランスが崩れている時に、過剰な筋肉に刺激が加わった際、筋肉の細胞が過剰な収縮が発生し、攣るという現象が起こります。

トップトレーナーが教える「足が攣る」悩みを解消できる簡単な方法

このメカニズムを理解した上で、「攣る」現象についての予防法と対処法のワンポイントアドバイスです。

まず対処法ですが、じつは攣った筋肉を伸ばすことやマッサージを行うことぐらいしかありません。一度攣ってしまったらなかなか治すのは難しいというのが正直なところです。なので、攣る前の予防法を実践し、「攣らないようにする」ことが非常に大切になります。実際、多くのアスリートたちがこの予防法を実践することによって攣ることを予防しています。

私が、予防法としてアスリートたちに伝えているのが「マグネシウムの摂取」です。

マグネシウムは、意識せずに過ごしていると、日々の生活の中ではなかなか摂取しずらい成分のため不足しがちです。なので、意識してマグネシウムを摂取することで、攣るという症状が改善される場合が多いです。実際に、私が指導している人たちの多くが、マグネシウムを意識して摂ることで「攣りづらい体質」に改善しています。

では、マグネシウムの摂取方法についてですが、サプリメントで摂取するという方法もいいのですが、私が経験してきた中で一番効果的なのは「ニガリ」を飲むことです。ニガリには非常に多くのマグネシウムを含んでいて効率よく摂取することができます。

おススメの摂取方法は、お茶またはコーヒー、紅茶などにティースプーン1杯分のニガリを混ぜて飲むことです。
私の経験上、ニガリを飲むことによってほとんどの方が「攣る」という症状を改善することができました。ただ、ニガリはたくさん摂取すれば良いというものではなく、1日1回、ティースプーン1杯でじゅうぶんです。

スポーツに限らず、普段の生活の中で「攣る」という症状にお悩みの方はぜひ試して見てください。

 

 

関谷博司(せきや・ひろし)

鍼灸専門学校に通いながら、サッカーの名門帝京高校サッカー部のコンディショニングトレーナーを務め、全国高校サッカー選手権・全国インターハイに計6回出場。その後、サッカー元日本代表、北澤豪サッカースクールのメディカルトレーナーとダノンネーションズカップJAPANメディカル統括トレーナーを兼任。
2011年に独立し、パーソナルトレーナーとして国内の著名人だけでなく、東南アジア、ヨーロッパを中心にプロチームやプロアスリートのコンディショニングを行う。2014年麻布にパーソナルコンディショニングスタジオ開業。2016年より中国全土にて富裕層向けの日式小顔マッサージ・骨盤整体で行う。

<経歴>
帝京高校サッカー部トレーナー(全国大会6回出場)
北澤豪サッカースクール・トレーナー
ダノンネーションズカップJAPANメディカル統括トレーナー

関谷博司トレーナー記事

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