「過去は変えられる」としたら、あなたはどう変える? アドラー心理学から学ぶ

2025.4.3

伊部塁 「人生再構成」BLUEPRINT代表

アドラー心理学の中で、特に好きな理論があります。

それは「過去も変えられる」というもの

 

変えられるのはまだ訪れていない「未来」であって、もう終わってしまった「過去」が変えられるはずがない……。

そう思うのは当然。

私も最初はそう思いました。

過去に起こったことは変えられない。

けれど、アドラー心理学では、それをどう受け止めるかの「捉え方」を変えれば、自分にとってのその「過去」は変えることができると考える。

 

辛かったこと、悲しかったこと、悔しかったこと。

それらの感情を引き起こした出来事自体は、もう終わったことで、変えることはできない。

それらの感情をそのまま引きずって生きることで、「悔しい・悲しい過去」の延長線上の「現在」や「未来」が訪れるとしたらあまりに悲しい。

 

だから、たとえば、

第一志望の学校や会社に入ることができなかった=「悔しい・悲しい」

「でも、進学・入社することになったこの場所の方が、結果的に良かった」

 

と思えるように、自分の意識で「現在」を変えていくことができれば、「悔しい・悲しい過去」が「でも、結果オーライだった」という「嬉しい・楽しい過去」に変えることができるととらえてみる。

もちろん、簡単なことではないし、どんな「過去」にも当てはまるわけではない。

けれど、自分の人生、せっかくたった一度の人生なのだから、「悔しい・悲しい」という感情に染まった「悪い過去」にとらわれず、自分の心がけで「現在」を変え、その結果として「過去」も変えてしまおうと思う意識を持つほうが絶対に前向きに生きられると思います。

 

もう4月。

でも、まだ4月。

今年なにもできていないと自己嫌悪に陥っている人も大丈夫。

心を入れ替えることで「現在」が変わり、終わってしまったこれまでの3ヶ月もが「意味ある過去」に変わってくれるのだから。