ザスパクサツ群馬の佐藤祥選手によるリアルアンサー
リアルアンサーのメンバーとして貴重なメッセージを発信してくれる、Y.S.C.C.横浜の安彦考真選手とザスパクサツ群馬の佐藤祥選手。2人の初めてJリーグ公式戦での対戦が4月6日に実現した。
昨シーズンは水戸ホーリーホックで同じユニフォームを着てプレーしていた2人。プライベートでも仲の良かった〝年の差〟チームメイトは、今シーズンからそれぞれ新天地でプレーすることを選択。ひさびさの再会はJリーグの公式戦のピッチ上となった。
特別言葉を交わすことはなかったというが、試合中、両選手が激しくボールを奪い合った後、健闘を誓い合うように手を叩く場面が印象的だった。
試合は佐藤祥選手がゴールを挙げる活躍で2-0で草津の勝利。
チームの連敗を止める貴重な先制点だけでなく、試合全体を通して危険な場面を未然に防ぎつつ、積極的に攻撃に参加するなどチームを牽引する存在感を示した佐藤祥選手。
一方の安彦考真選手も途中出場ながら熱いプレーで劣勢のチームを鼓舞。惜しいシュートシーンなど見せ場を作ったが、チームは無得点で連敗となった。試合終了のホイッスルの後、敗戦の責任を一身に背負うように厳しい表情で天を見上げた。
試合後、佐藤祥選手にこの試合の感想や安彦考真選手との対戦について、また今シーズンにかける思いについてリアルアンサーしてもらった。
リアルアンサー
2019年4月8日
佐藤祥
ザスパクサツ群馬
Y.S.C.C.横浜との試合について
2-0で勝利することができましたが、本当に苦しい試合でした。連敗を止めることができたし、試合直後はとにかく勝ててホッとしました。
今シーズンは「貪欲にゴールを狙う」ということを強く意識してプレーしているので、先制点を決めることができたのは素直に嬉しかったですね。
でも試合を通しての自分の出来にはまだまだ満足していません。さらにプレーの質を高めて、チームにより貢献できる選手にならなければと思っています。
元チームメイトの安彦考真選手との対戦について
昨シーズンまでは一緒にいることも多かったので、最初は少し変な感覚でした。でも対戦できて嬉しかったし楽しかったですね。
アビさんが途中出場でピッチに入って来た時、相手チームの雰囲気が急に変わったように感じました。
表情や動きから「俺が得点を決めるぞ」という強い気持ちが出ていて、それに引っ張られるように相手チーム全体の士気も上がったように感じました。
だからこそ、アビさんだけには絶対にやられてはいけないと注意しながらプレーしました。
実際に対戦してみて、改めてアビさんはチームに与える影響が大きい選手だということを肌で感じましたね。
それに水戸の時よりも身体が動いていた気がします。きっと近いうちにゴールを決めるんじゃないかと思います。
今の気持ち、今シーズンにかける思い
チーム全体もサポーターも「J2に昇格するぞ!」という思いがとても強い。
昇格が簡単なことではないことはじゅうぶん理解しているので、まずは自分が行動で示すことでチームを引っ張っていけるように意識しています。
日々の練習時から「J2昇格するためにすべきこと」を念頭に置き、目標達成から逆算して今すべきことに全力を尽くす。そんな思いで毎日を過ごしています。
これからもシーズンを通してチームに貢献できるよう、自分が常に100%の力を試合で出せるよう集中し続けたいと思っています。