夢に挑戦するのに「遅すぎる」はないことを証明してくれる4人の偉人たち

2025.4.15

伊部塁 「人生再構成」BLUEPRINT代表

「この歳で新しいことに挑戦するなんて無理かも…」

そんなふうに思って、自分の夢ややりたいことにブレーキをかけていませんか?

でも、ちょっと待ってください。

年齢やキャリアなんて関係なく、まったくの異業種から人生を切り開いた人たちが、古今東西たくさんいるることを知ったら、あなたの考えもきっと変わるはずです。

しかも、ある程度の年齢に達してから挑戦し、夢を実現した偉人たちがたくさんいるということも、ぜひ知ってほしい。

今回は、「何歳からでも夢は叶えられる」ということを証明してくれる偉人たちのエピソードを紹介します。

どの話も、きっと最初の一歩を躊躇うあなたの背中をそっと押してくれるはずです。

40代で文壇デビュー、松本清張の遅咲きの才能

最初の偉人は、社会派ミステリーの巨匠、松本清張。

実は彼が小説家としてデビューしたのは40歳を過ぎてからのことでした。

それまで彼は印刷所に勤める、ごく普通のサラリーマン。そこから小説を書き始め、何度も挫折を重ねながら力を磨き、ついには41歳で『点と線』で大ブレイク。以降は日本の文学界を代表する作家の一人に登りつめました。

清張は特別な環境やコネがあったわけではなく、40歳になって、夢を実現するため、ただ「書きたい」という情熱を信じ、地道に執筆活動を続けたことで、後世にまで読み継がれる作品を多数残す大作家となったのです。

まさに“遅咲きの成功者”の代表格と言えるでしょう。

J.K.ローリング:生活保護を受けながら世界的作家に

世界中で大ヒットした『ハリー・ポッター』シリーズの作者、J.K.ローリングも、決して順風満帆な人生ではありませんでした。

離婚後、シングルマザーとなり、生活保護を受けながら、娘を育てつつ執筆活動を続けていました。

最初の原稿は12の出版社に断られましたが、それでもあきらめずに書き続けた結果、30代半ばでついにデビュー。今では誰もが知る世界的作家になりました。

彼女の成功は、「環境」や「年齢」よりも「自分を信じて続けること」が何よりも大事だということを教えてくれます。

ダイソン:5000回の試作の先にあった掃除機革命

サイクロン掃除機でおなじみのダイソンも、簡単に成功したわけではありませんでした。最初の製品が完成するまでに、なんと5,127回の試作を繰り返したそうです。

しかも、完成してからもなかなか売れず、資金もギリギリ。でも彼は「これこそが理想の掃除機だ」と信じ、粘り続けました。

ダイソンがブレイクしたのは、彼が40代後半になってからのこと。本気で突き詰めた先に、世界的ブランドが生まれたのです。

カーネル・サンダース:KFC創業は65歳から

あの有名な白いスーツの紳士、カーネル・サンダース。ケンタッキーフライドチキンの創業者ですが、実は彼がKFCを始めたのはなんと65歳!

ガソリンスタンド経営がうまくいかなくなり、自慢のチキンレシピを武器にフランチャイズ展開を目指しました。しかし、1,000回以上断られ続けたそうです。

それでもあきらめなかった結果、秘伝のレシピで作られるおいしいフライドチキンは今でも世界中で愛されるようになりました。

人生、何が起こるかわからない。まさに「今が自分の人生で一番若い時」を体現した生き方ですね。

「本気」なら、何歳からでも挑戦できる

これらの偉人たちに共通しているのは、「本気でやり続けたこと」。

若くないから、経験がないから、周りに笑われそうだから ―― もし彼ら彼女らが、そんな理由で夢をあきらめていたら、自分が望む夢の実現は手にすることはなかったでしょう。

年齢なんてただの数字。

成功するかどうかは、「どれだけ本気になれるか」にかかっていると、彼ら彼女たちの歩みが教えてくれているようです。

今が一番若いのだから、今こそ“はじめ時”

やりたいことがあるなら、何歳だろうと、今すぐ始めるべきです。

あなたの夢が叶うかどうかは、あなたの中の「本気」次第。

もし、「こんなことやってみたいな」「でも遅いかな…」と思っていることがあるなら、今日から少しずつでも動き出してみてください。

人生、いつからだって変えられる。

必要なのは“若さ”じゃなくて、“覚悟”です。

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